文を敲く

読書記録とその他雑記。

2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧

1か月続けて書いてみて

今月は1日も休まずに記事を投稿してみたが、思いのほか面倒だった。まず書くべきネタが底をつく。あれこれネタをひねり出しながら書くため時間がかかる。気楽で無意味なネットサーフィンタイムがかなり奪われてしまった。来月からはまた書けるときだけ書くこ…

特別警報

大雨や洪水で酷い被害が見込まれる場合「特別警報」というものが出されるようになったらしい。「数十年に一度の災害」が起きる可能性が高いときに出されるという。とはいえ毎年のように最高気温の新記録が出るようなこの時代。結局のところ特別警報もボジョ…

新聞広告の傾向

伝統的に新聞広告は出版広告が多い。料金的にも優遇されていると聞く。1面、2面、3面と頁の数が少ない箇所はおおむね出版広告だ。最近は通販がやたら多い。健康食品、健康グッズ、激安掃除機、英国クック諸島発行の金貨、名画DVD、通信教育が常連だ。ターゲ…

失われたものへの憧憬 - 「ティファニーで朝食を」

ティファニーで朝食を (新潮文庫)作者: トルーマンカポーティ,Truman Capote,村上春樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2008/11/27メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 63回この商品を含むブログ (103件) を見る自由奔放、そして無邪気な美女ホリー・ゴライト…

招き猫 - 「図書館ねこデューイ」

図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語作者: ヴィッキー・マイロン,羽田詩津子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2008/10/10メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (34件) を見る日本でいえばたま駅長みたいなものか。…

私漫画 - 「失踪日記」

失踪日記作者: 吾妻ひでお出版社/メーカー: イースト・プレス発売日: 2005/03/01メディア: コミック購入: 28人 クリック: 293回この商品を含むブログ (1146件) を見る小説では作者自身をネタにした作品が山のようにあるが、漫画になると急に少なくなる。本作…

疲れ

最近疲れがたまっている。夏の暑さのせいもあると思う。でもそれだけではないと思う。先行きの不透明感もじわじわストレスとになっている気がする。気楽な暮らしがしたいものだ。「気のもちよう」なのかもしれないが、それが出来たらこんなに悩むことは無い…

もし北方領土が四島返還されたら

国後島か択捉島のどちらかが放射性廃棄物の最終処分場になるだろう。返還時点では日本人は誰も居住していないはずだからだ。反対する理由に乏しい。なんらかの免税措置でもとらない限り、人口減少がすすむ日本で北方領土にわざわざ移り住む日本人はそう多く…

閉塞感 - 「ここは退屈迎えに来て」

ここは退屈迎えに来て作者: 山内マリコ出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2012/08/24メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 100回この商品を含むブログ (68件) を見る「郊外」のあるあるネタを描いた連作小説集である。ファミレスもラーメンポエムもしっかりと…

失われた美 - 「蛍川・泥の河」

蛍川・泥の河 (新潮文庫)作者: 宮本輝出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1994/11/30メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 66回この商品を含むブログ (65件) を見る失われた昭和の情景を美しく描いているという点では映画「Always三丁目の夕日」と共通しているが…

戦後レジームからの脱却

2006年ごろにしきりに喧伝された「戦後レジームからの脱却」であるが、あれは結局何だったのか。主たる成果は教育基本法の改正と国民投票法の制定である。今振り返ってみると、あれはあくまで「戦後民主主義からの脱却」であって「戦後レジームからの脱却」…

始終脱構築 - 「相対性コム デ ギャルソン論」

相対性コム デ ギャルソン論 ─なぜ私たちはコム デ ギャルソンを語るのか作者: 五十嵐太郎,浅子佳英,桑原茂一,柳本浩市,千葉雅也,菊田琢也,平芳裕子,小澤京子,坂牛卓,入江徹,森永邦彦,松田達,井伊あかり,永江朗,成実弘至,井上雅人,長谷川祐子,藤原徹平,本間…

知的滑稽本 - 「本にだって雄と雌があります」

本にだって雄と雌があります作者: 小田雅久仁出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2012/10/22メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 126回この商品を含むブログ (50件) を見るいきなり「本にだって雄と雌があります」と始まり本と本が交わって「幻書」なる本を生…

情報の鮮度 - 「大学教授が考えた 本気で「株」で1億円!」

一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 大学教授が考えた 本気で「株」で1億円!作者: 榊原正幸出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2010/01/29メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見る「割安な時に優良株を買うべし」とい…

見合小説 - 「細雪」

細雪 (上) (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1955/11/01メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 26回この商品を含むブログ (107件) を見る細雪 (中) (新潮文庫)作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1955/11/01メディア: 文…

カタログ -「IKEA2014」

ポストにIKEAのカタログが投げ込まれていた。一通りページをめくってみたが、例年のカタログと並んでいる商品はあまり変わっていないような感じがする。無料で配布されているカタログだが、ジュンク堂などではクーポン付350円で販売され、アマゾンでは新古品…

俳句は難しい

朝外に出てみるとセミの死骸が転がっていたので「軒下に セミが転がる 夜明けかな」と一句詠んでみたが、何とも感慨浅いものになってしまったと思う。以前にも知人に勧められて即興で一句詠んだこともあったが、やはり評判は微妙だった。人をうならせる句と…

ジャンプとキャラクタービジネス

「ワンピース」の頻繁なCM露出はハローキティほどではないが何とも言えない感慨を持たざるを得ない。ピザを食べていたかと思えば回転寿司を食べ、また気が付けばフライドチキンを食べている。食べてばかりだ。最近は彼ら自身はまず使わないメガネのCMにも登…

コスパ人間現る

私の友人は金にうるさい。口を開けばコスパコスパである。恋愛とは無縁のコスパ人間なのだ。「今度の日曜映画観に行こう」 「映画はコスパが悪いから嫌。暇つぶしの為に1時間当たり900円は払えない」 「それならカラオケにでも」 「カラオケはひとりカラオケ…

今日も暑い

世間ではお盆が始まったようだが、私は通常通りの生活を送る。ふと列車内の中吊り広告のクリアランスの字が目に留まる。このまま永遠に秋が来なくなったら、それこそ常夏の国になってしまったらクリアランスも無くなってしまうのだろうかと暑さで蕩けた脳で…

昔の情緒 - 「陰翳礼讃 東京をおもう」

陰翳礼讃 東京をおもう (中公クラシックス (J5))作者: 谷崎潤一郎出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2002/01/01メディア: 新書 クリック: 8回この商品を含むブログ (7件) を見る文庫版ではなく中公クラシックス版を選んだのは「陰翳礼讃」以外の評論も読…

はてなポイント

毎月10日に抽選ではてなポイントが支払われる。今日も確認したら10ポイント支払われていた。ここ最近はずっと10ポイントだ。2000ポイントたまればアマゾン商品券と交換できるらしいが、この調子だと交換に至るまで20年はかかりそうだ。さて20年後まで、はて…

レッテルの力

一度貼られたレッテルからはなかなか逃れられない。学歴や職歴に関しては日本にいる限りは死ぬまで付いて回る可能性が高い。ネットはこうしたレッテルから比較的自由になれる場所だった気がする。とはいえそこでもレッテルをはり合ってはいたのもまた事実で…

恋愛の条件

現在行われている恋愛の半分以上はドラマか漫画の真似事といっても過言ではない。もはや恋愛はシュミレーションではなく、ロールプレイングゲームに近いのではないかとふと思う。デートでは「理想の恋人」を演じなければならないのだ。「テーマパークは混む…

途中で挫折した本(5) - 「abさんご」

abさんご作者: 黒田夏子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/01/01メディア: ハードカバー購入: 9人 クリック: 912回この商品を含むブログ (41件) を見る肝心の表題作は途中で投げ出してしまった。時間と心に余裕のあるときでなければ読めない気がする。…

鳥獣戯画幻想 - 「ミッキーの書式」

ミッキーの書式 戦後まんがの戦時下起源 (角川叢書)作者: 大塚英志出版社/メーカー: 角川学芸出版発売日: 2013/03/23メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見る「日本の漫画の起源を辿れば鳥獣戯画に行きつく」という通説はウソらしい。本書による…

シンプルな内容 - 「縦に書け!」

縦に書け!――横書きが日本人を壊す(祥伝社新書310)作者: 石川九楊出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2013/02/02メディア: 新書購入: 1人 クリック: 15回この商品を含むブログ (2件) を見る一言でまとめれば「日本語の文章は手書きで縦に書くべし、横書きだと軽…

メタラノベ - 「ビアンカ・オーバースタディ」

ビアンカ・オーバースタディ (星海社FICTIONS)作者: 筒井康隆,いとうのいぢ出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/08/17メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 20人 クリック: 1,628回この商品を含むブログ (62件) を見る筒井康隆によるラノベらしき作品。ラ…

流れない意識 - 「中二階」

中二階 (白水Uブックス―海外小説の誘惑)作者: ニコルソンベイカー,Nicholson Baker,岸本佐知子出版社/メーカー: 白水社発売日: 1997/10/01メディア: 新書購入: 6人 クリック: 61回この商品を含むブログ (56件) を見る男がエスカレータに乗って中二階に到達す…

失われた20年の原因 - 「日本経済の奇妙な常識」

日本経済の奇妙な常識 (講談社現代新書)作者: 吉本佳生出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/18メディア: 新書 クリック: 11回この商品を含むブログ (13件) を見る「超円高で日本経済失速」や「景気のため為替介入が必要」といった日本経済の「常識」は実…