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読書記録とその他雑記。

特別警報

大雨や洪水で酷い被害が見込まれる場合「特別警報」というものが出されるようになったらしい。「数十年に一度の災害」が起きる可能性が高いときに出されるという。とはいえ毎年のように最高気温の新記録が出るようなこの時代。結局のところ特別警報もボジョレー・ヌーボーの宣伝文句のようになってしうまのではないかと危惧している。

東日本大震災福島第一原発が爆発した後、放射能パニックとでもいうべき状況となって東北産の野菜などが避けられはじめた。ヒステリーだとか放射脳とかと笑いものにされたが、自己責任至上主義のこの世界では必然的な行動でもあったのと思う。もしこの震災が原因で何年もたってから何かの病気になったとしても、そのとき必要な支援はおそらく届かないからだ。人災の「特別警報」が登場するのはまだ先になりそうだ。