文を敲く

読書記録とその他雑記。

情報の鮮度 - 「大学教授が考えた 本気で「株」で1億円!」

「割安な時に優良株を買うべし」という至極シンプルな株投資入門書。一攫千金ではなく再投資でちょっとずつ資産を増やすべしという面にも好感が持てる。ただ優良株の例としてパナソニックや電力株が挙げられていて時代を感じる。優良株と言えどもたった数年で激変してしまうのだからめまぐるしい世の中だ。この種の本の情報は鵜呑みにすることはやはり危なすぎると痛感する。

鮮度の古い情報から分かることも少なくない。現時点での予測の正誤は判断不可能だが、過去の予測の正誤はある程度判断可能だ。この種の本は新刊ばかりではなくいくらか古いものも読んだ方が良いかもしれない(正誤の判断が出来なければ無意味だが)。