レッテルの力

一度貼られたレッテルからはなかなか逃れられない。学歴や職歴に関しては日本にいる限りは死ぬまで付いて回る可能性が高い。ネットはこうしたレッテルから比較的自由になれる場所だった気がする。とはいえそこでもレッテルをはり合ってはいたのもまた事実であったが、匿名か半匿名だからその気になればいつでもレッテルから逃れることが出来た。「ネットの空気は人を自由にする」といってもいい具合だった。しかしその自由さがいろいろとしょうもない事件を巻き起こしてしまったのもまた事実。

ローソン冷凍庫闖入事件を契機にいろいろと話題が盛り上がっているが、ケンタッキーフライドゴキブリ事件やテラ豚丼事件など類似事案がもう5年以上前にもあったにもかかわらず、結局何の対策もなされなかったことは見逃してはいけない事実だと思う。