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来るべき未来 - 「デジタルは人間を奪うのか」

デジタルは人間を奪うのか (講談社現代新書)

デジタルは人間を奪うのか (講談社現代新書)

これから普及する可能性がある最新デジタル技術を紹介する本である。おなじみのロボット技術からウェアラブルまで幅広く紹介されている。デジタル技術の危険性にも一応触れてはいるが、特に目新しい観点は無かった。

私が生きている間には劇的な「終末」が容易に訪れることはおそらく無いだろう。しかし、先が見通せるわけでもない。高度経済成長期に「未来」を極めて前向きで明るいイメージを描けたのはまさに「近代」だったからなのだとふと感じた。