文を敲く

読書記録とその他雑記。

男について - 「男性論」

テルマエ・ロマエ」で一世を風靡した著者が語る男性についてのエッセイである。著者の波乱にとんだ遍歴も興味深いが、取り上げられている男たちのエピソードもそれぞれ興味深い。

テルマエ・ロマエ」はもちろんのこと、現在著者が連載している「プリニウス」も古代ローマが舞台だ。そのため本書でも古代ローマのカッコいい男たちの話が多い。そして頼りない日本の男たちへのダメ出し。ゆくゆくは塩野七生の後継者になるのではないかと思う。