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読書記録とその他雑記。

自己肯定 - 「真面目な人は長生きする」

アメリカで80年にわたり行われた調査で明らかになった「長生きしやすい人の特徴」が紹介されている本である。

本書によれば「真面目な人」「自分の人生を肯定できる人」が長生きしやすいらしい。意外なことだが周囲を笑わせるのが得意な「明るい人」は短命になりがちであるという。日本では「自己肯定」「明るさ」は一昔前のWindowsとInternetExplorerのような関係であるが、このふたつのパーソナリティーはきり分けて考える必要があると強く思った。

また齢を重ねてもリタイアせず働き続ける人の方が長生きしやすいという。最近「長生きしたけりゃ○○しなさい」という健康本を見かけるようになったが、そのうち「長生きしたけりゃ死ぬまで働け」といった具合の扇情的なタイトルの本が出版されるのではないかとふと思った。