文を敲く

読書記録とその他雑記。

「さいはての中国」

ここしばらく中国への関心興味が尽きないため、中国関係の書籍を読む頻度が増えている。前回は歴史書だったが、本書は中国の知られざる現在を取材したノンフィクションである。連載が行われていたというSAPIOといえば勇ましい文言が並びがちなイメージがあるが、本書はその手の文言は極力避けて書かれていたので私にとっては読みやすかった*1

中国国内にアフリカ人街ができているという話は本書で初めて知った。「世界の工場」ゆえ当然のことであるが、その定着度合いに驚きがあった。

*1:とはいえ本の帯には「行ってはいけない」などと書かれていたりするので掲載雑誌のカラーに少なからず引きずられているとも思う。