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読書記録とその他雑記。

途中で挫折した本(8) - 「絵のない絵本」

絵のない絵本 (新潮文庫)

絵のない絵本 (新潮文庫)

本書は新潮文庫の中でも屈指の薄さを誇る。わずか109ページしかないのだ。ではなぜ私は途中で読むことをやめてしまったのか。この本は主体的に「読む」よりも、誰かに朗読してもらって「読む」方が楽しめるタイプだと思ったからだ。加えて今すぐ読まなければならないようなタイプの本でもないことも大きな理由でもある。

人に読んでもらうのもよいが、誰かのために読んであげるのもよい。少なくともひとりで読むよりは誰かといっしょに読みたい本なのである。