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読書記録とその他雑記。

古市憲寿的な - 「別のしかたで ツイッター哲学」

別のしかたで:ツイッター哲学

別のしかたで:ツイッター哲学

本書は著者がtwitterでつぶやいたツイートをまとめたものだ。「ツイッター哲学」とは銘打ってはいるが、私には「つぶやき」以上の何かを感じ取ることは出来なかった。むしろアマゾンでの本書の書評の方が興味深く読めたぐらいだ。同じ断章形式の本でも、パスカルが思索をじっくりと磨き上げながら書いた「パンセ」とは大違いである。

著者は思想界の古市憲寿のような地位を占めつつあるのではないかと思う。新進気鋭の若手として持て囃されているが、今後が思いやられるのだ。