文を敲く

読書記録とその他雑記。

大きなローカル -「大阪的」

大阪出身の小説家と大阪の名物雑誌編集者による対談と軽めのエッセイで構成された小冊子である。おおむね大阪に対する「憂い」ともいうべき雰囲気がそこかしこにあり、問題点をそれなりに提示はしてはいるが、安易に結論を出していない。問題点は問題点としていったん受容するといったところだろうか。

ありのままの「大阪」についてもっと知りたい、考えてみたいと思う人にはおすすめの一冊である。