文を敲く

読書記録とその他雑記。

「教団X」

本書は一見すると謎のカルト宗教が主題のように思えるが、2010年代の日本の「空気」に対する異議申し立てが主題だったのではないかと思う。続きが気になってするすると読めるが、終盤は幕引きの仕方がいくらか強引な感じがした。

閑話休題。本書は「ナツイチ*1」の対象書籍だったため購入時に猫のキャラクターが描かれた紙製ブックカバーを貰った。以前の「ナツイチ」ではハチのキャラクターグッズがオマケで貰えたが、どうやらお役御免になったようだ。

*1:集英社文庫の販促キャンペーン。新潮文庫や角川文庫も同様のキャンペーンを開催している。