文を敲く

読書記録とその他雑記。

確かに無い - 「ないもの、あります」

ないもの、あります (ちくま文庫)

ないもの、あります (ちくま文庫)

「堪忍袋の緒」「舌鼓」といった存在しないモノを用いた慣用句がある。本書はこれらの存在しないモノを紹介しているカタログであるらしい。小気味よいユーモアが随所に散りばめられており、空港や病院などで時間を持て余しているときに読みたい本だと思った。巻末の「とりあえずビール」は一見の価値あり。文章も短く読みやすく、普段本を読まない人へのプレゼントに良いかもしれない。