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読書記録とその他雑記。

掛け合いを楽しめるか - 「しずるさんと偏屈な死者たち」

一応安楽椅子探偵が登場する推理ものライトノベルである。すべて読み終わるまでに2時間もかからなかった。すこぶる読みやすい代わりに登場する「謎」も他愛の無いモノばかりとなっている。表紙裏の説明では「とってもミステリーで、ちょっぴり百合」と謳われているが、「ちょっぴりミステリーで、ちょっぴり百合」なのではないかと感じた。

探偵と助手の掛け合いを楽しめるかどうかが本書を楽しめるかどうかの分かれ目だ。残念ながら私はあまり楽しめなかった。