文を敲く

読書記録とその他雑記。

書く力 - 「文章力―かくチカラ」

文章力―かくチカラ

文章力―かくチカラ

エッセイ風の文章読本である。一項目ごとの文章量が少ないことや短文が多いことも手伝ってたいへん読みやすい。とはいえ内容は1980年代に執筆されたものだ。手書きないしはワープロで文章を書くことを想定した内容だと考えられる。メールやブログ、ソーシャルメディアで何か書くときの参考にはならない部分も少なからずある。

筆者曰く短文を書くことは困難極まりないが、長文を描くことは楽なのだという。しかし現代ではツイッターのように短文ないしは文未満のつぶやきを得意とする人が多い。この落差にはいろいろと考えさせられるものがある。一億総コピーライターといったところか。