書き言葉 - 「日本語が亡びるとき」
- 作者: 水村美苗
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2008/11/05
- メディア: 単行本
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本書によれば日本社会は日本語を蔑ろにしているという。確かに国語の授業は文章の書き方を教えない。教師が忙しすぎるのだ。その結果、学生は文面が少し長いメールを送る場合「長文乱文失礼しました」と末尾に添えるようになったに違いない。普段はタイムラインに支配された細切れのつぶやきしか書かないため、つぶやきよりも長い文章を書くことに対して自信を持てないのだ。