石門入門 -「石田梅岩」
- 作者: 森田 健司
- 出版社/メーカー: かもがわ出版
- 発売日: 2015/05/29
- メディア: 単行本
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石田梅岩は思想家になる前は奉公に出された商人だった。そのため、石門心学と呼ばれる彼の思想はまず町人の間で受け入れられたという。松下幸之助や稲盛和夫のごとく慕われていたのだろう。
ウィキペディアや他のウェブサイトには石田梅岩の講義について「当初は男子のみを対象としていたが、聴講を望む婦女子多く、障子越しの別室にて拝聴を許された」と書かれているが、本書によれば初回から男性でも女性でも歓迎していたそうだ。ウィキペディアが誤っている可能性が高いが、残念ながら本書にも出典が無いため私には検証不可能である。
*1:もっとも、二宮金次郎と「キャラ被り」してしまうため戦前の修身の教科書ではあまり取り上げられなかったようだ(参考:文部科学省「日本の成長と教育」 2016年2月9日参照