ようやく読む -「21世紀の資本」
- 作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2014/12/06
- メディア: 単行本
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前評判ではバルザックやその他文豪が作品中で描いた「貧富」の記載が圧巻と聞いていたが、思ったよりも記載は少なかった*1。
本書の目玉はやはりフランス革命以来現代にいたるまで延々と記録されてきた相続財産に関する統計だろう。またその他の統計も活用して「キャピタルゲイン」と「相続」が生み出す所得格差の激しさがよく分かる。