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読書記録とその他雑記。

事実は(後略)

時間の止まった家 「要介護」の現場から (光文社新書)

時間の止まった家 「要介護」の現場から (光文社新書)

「芸術が人生を模倣するよりもはるかに多く、人生が芸術を模倣する」と確かワイルドは語っていたが、この本に関しては「事実は小説よりも奇なり」を地で行っているといえる。

時間の流れに取り残され「普通」から逸脱してしまった人々の実態と公的支援の様相が綴られている。取り残される人々は今後も増え続けるだろう。大丈夫だろうか。