文を敲く

読書記録とその他雑記。2018年11月に「はてなダイアリー」から移転してきました。

ケーススタディ -「失敗から学ぶユーザインタフェース」

数年前から切符の自動販売機で定期券が買えるようになったので、ある時定期券を買おうとタッチパネルに大きく表示された「定期券」を何度も押した。しかし画面は何の反応も示さない。まず定期券を挿入しなければいけない仕組みだったのだ。

本書はこのような使い勝手が悪かったり、誤解を招く「ユーザインタフェース*1」の事例を集めたものだ。写真入りで何が問題なのかユーモラスに説明されているので興味深く読み進めることが出来る。

今やユーザインタフェースはデザイナーに限らず一般人でも作成する時代だ。本書に挙げられた失敗事例は身近な所にもたくさんあるが、いろいろ事情もあって容易には手のつけようの無いモノもあったりするところが悩ましい。

*1:本書では「ユーザが目的のために操作したり、ユーザに対して何らかの情報を伝えたりといったように手助けしてくれるモノ」と定義されている。「切符の自動販売機」だけではなく「スマホの画面」「リモコン」「申請書」などもユーザインタフェースに含まれる