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読書記録とその他雑記。

広く浅く - 「IFRSの会計」

IFRSの会計 「国際会計基準」の潮流を読む (光文社新書)

IFRSの会計 「国際会計基準」の潮流を読む (光文社新書)

昔に簿記の本を読んだ位でIFRSについては何も知らなかったが、本書を読んだことで多少は知ったかぶりを出来ることを確信している。本書はIFRSの特徴や日本の会計との違い、そしてIFRSの源流である欧米諸国の会計制度と資本主義の真髄にまで解説が及んでいるので読めば広く浅く知識が身につくのだ。

会計や経理に携わっていなくても本書を読む価値は十分にある。低価法や後入先出法といった会計用語も丁寧に説明されているので日商簿記3級程度の知識さえあれば無理なく読み進めることが出来ると思われる。