文を敲く

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時代遅れとノスタルジー - 「文学的商品学」

文学的商品学

文学的商品学

小説に書かれた衣服や食事などの記述は詳しく書けば書くほど「なんとなく、クリスタル」のように時代を反映したものになる。流行を反映すればたちまち内容は時代遅れになるが、「時代」にどっぷりと浸れる魅力もあるという著者の指摘が印象に残った。

それにしてもなぜこんな陳腐な紹介しかできないのだろう。文章力の問題だろうか。