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読書記録とその他雑記。

買いたくなる理由 - 「なぜ、それを買わずにはいられないのか」

なぜ、それを買わずにはいられないのか―ブランド仕掛け人の告白

なぜ、それを買わずにはいられないのか―ブランド仕掛け人の告白

ブランディングの小細工の種明かしからソーシャルメディアビッグデータまで幅広く解説されており消費社会の最前線を垣間見れる便利な一冊である。マーケティングのプロである著者が行った「ブランド脱出作戦」はとりわけ興味深い。

(2015.10.28追記)何となく再読したが、面白い位内容が記憶に残っていなかった。書いた記事が短いことからもあまり印象に残らなかったのだろう。

「現代ほど消費者が異議申し立てしやすい時代は無い」とする著者の考えは興味深い。確かに「消費」に関しては異議申し立てによって高い確率で改善が行われる。その一方でそれ以外の分野での異議申し立ては黙殺されがちだ。この差は一体どこで生まれるのだろうか。