東日本大震災が起きてからは「がんばろう日本」の文字を嫌というほど見ることになった2011年。そして2012年には「がんばろう日本」に代わり「がんばれニッポン」の文字をよく見かけるようになった。オリンピックが原因であるが、何となく腑に落ちないものを感じる。来年には「がんばった日本」にでもなりかねない気がしてならない。
「国土を守る」と喧しくのたまふ方々が限界集落や少子化を本気になって解決しようとするとは思えない。せいぜい「産めよ増やせよ」の精神論を繰り返すだけなのではないか。あるいは「民滅びて皇室在り」「国民無き国家」といったところを目指しているのかもしれない。
