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読書記録とその他雑記。

画集に近い気もする - 「わがタイプライターの物語」

わがタイプライターの物語

わがタイプライターの物語

特に愛着は持っていなかった中古のタイプライターに愛着を持ち始め、人がパソコンを使い始めてもタイプライターを使い続ける作者の随想的な話である。タイプライターと作者を描いたマチエール豊かな挿絵が印象的だった。

文章自体はごく短く、面積比では挿絵の方が多いような気がする。昔ベストセラーになって最近再び話題になっている「日本国憲法―ピースブック (写楽ブックス)」の構成を思い起こさせられた。