文を敲く

読書記録とその他雑記。

「終電ごはん」

ここのところ、目の前の仕事に追われて本を読む余裕というべきか意欲というものがすっかりと減退してしまっている。時間がないのである。本書はそのような仕事に追われて日付が変わる頃に食事をする人の為のレシピ集だ。

「5時から男」が絶滅危惧種となってしまった21世紀初頭の日本社会において、本書の目の付け所は決して悪くはない。とはいえ長時間労働が問題視されつつある中で、本書の続刊が今月発売されたというのは何とも苦しいものを感じる*1

*1:長時間労働は一向に減っていないという意味で。