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読書記録とその他雑記。

「魔法の世紀」

魔法の世紀

魔法の世紀

20世紀は「映像の世紀」であったが21世紀は「魔法の世紀」であるという。もちろんこの「魔法」とはファンタジー世界における魔法ではなく「高度に発達した技術」のことを指している。本書はこの「魔法の世紀」の前史と今後の潮流について考察したものである。

著者は「魔法の世紀」における「魔法使い」として研究の傍らで様々なメディアアート作品を発表している。いわば「魔法」の「啓蒙」ともいえよう。しかし、著者が何を目指しているのかはよく分からなかったというのが正直な感想だ。