文を敲く

読書記録とその他雑記。

古書即売会へ

久しぶりに上洛する。前々から行くつもりだった「現代美術のハードコアはじつは世界の宝である展」と美術展の情報を見て回っていた時に偶然知った「春の古書大即売会」に行くためだ。

京都市中心部のターミナル駅から展覧会が開かれている美術館までは徒歩で向かう。市内の移動はバスを使うのが一般的だが、この会場付近へ何度か徒歩で行っているのでバスを使う気になれない。白川沿いの道を歩く。車の往来が少なく観光客でごった返していない静かで風流な道だ。暑い日でも涼しげなのもよい。

およそ25分ほどで展覧会会場に到着。アンドレアス・グルスキー杉本博司の作品はよかった。本展のポスターに使われている「ミニチュアのヴィーナス」像が思ったより小ぶりだったのは意外だった。

その後「春の古書大即売会」へ向かう。美術館の隣で開かれているため移動は楽である。入ってみればすでに結構な混雑である。出品されている本の数は多いが、値付けは概ね渋い。結局「文章宝鑑」だけ買って会場を後にする。

とはいえこのまま帰宅するのも勿体ないので京阪三条ブックオフにも立ち寄る。この店舗は他のブックオフより品揃えがよいと感じている。前々から気になっていた雑誌が108円で売られていたので迷わず購入した。