文を敲く

読書記録とその他雑記。2018年11月に「はてなダイアリー」から移転してきました。

ようやく - 「神聖喜劇 (五)」

神聖喜劇 (第5巻) (光文社文庫)

神聖喜劇 (第5巻) (光文社文庫)

3月から読み始めて、ようやく最終巻に到達する。読了まで約2か月。長かった。

主人公たち訓令兵が訓練を終え、各地へと配属されていき物語は幕を閉じる。そして主人公たちを苦しめた上官たちもそれぞれ旅立っていく。「敗戦」を読者の誰もが知っているから大団円などあり得ないのだ。そして「この戦争で死ぬべき」と何度も何度も執拗に思い詰めていた主人公(≒著者)は生き残るのである。

何となく似ているからと言って周囲の知人と本書の登場人物を重ね合わせるのはいろいろまずい。だが重ね合わせたくなるのだ。