ねじれ - 「アナーキズム」
- 作者: 浅羽通明
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/05/01
- メディア: 新書
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アナーキズムが共産主義者に対して批判的であったことは歴史的経緯からみても分かるが、必要以上に共産主義への批判的記述が多い。しかし裏表紙の著者紹介を読めばその理由はすぐにわかる。小林よしのりとの共著を出しているほどの「保守」*1系だからだ。
いわゆる産経文化人にはアナーキズムに影響を受けている人が少なくないとする著者の指摘は興味深かった。
*1:彼らが何を攻撃したいのかはよく分かるが、何を守りたいのかはよく分からない。