伏線 - 「神聖喜劇(一)」
- 作者: 大西巨人
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2002/07/01
- メディア: 文庫
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主人公が軍に入営してからほどなくして、同期の兵が「営門を潜って軍服を着れば、裸かの人間同士の暮らしかと思うとったら、ここにも世の中の何やかやがひっついて来とる」とつぶやく。これは日本文学なら避けて通れないタイプの伏線なので、私は立てた伏線をいかに回収するのか気になって仕方がなくなってしまったのだ。
なおこのつぶやきは伏線の回収時にきちんと使われていて苦笑せざるを得なかった。