2015-03-03 旬 - 「漢文の素養」 読書 漢文の素養 誰が日本文化をつくったのか? (光文社新書)作者: 加藤徹出版社/メーカー: 光文社発売日: 2006/02/16メディア: 新書購入: 6人 クリック: 35回この商品を含むブログ (44件) を見る日本における漢字の受容の歴史を叙述した本である。かつて東アジア文化圏では「漢字」が共通語だった。しかし今では本場の中国を除けば日本でしか使われていない。韓国やベトナムで漢字が使われなくなった理由までは書かれていないが、日本では今もなお使われ続ける理由はわかるだろう。そもそも平仮名も片仮名も簡体字の一種だ。全体的に「漢字を使いこなしている日本人はスゴイ」といったノリで書かれているので、民法各局で百花繚乱の日本礼賛バラエティ番組のネタにはぴったりだと思う。