作られるもの - 「伝統とは何か」
- 作者: 大塚英志
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2004/10/06
- メディア: 新書
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柳田國男といえば民俗学者のイメージが強いが、本書では官僚として日本の植民地政策にもかかわった側面が大きく取り上げられている。国民統合のための手段としての「民俗学」という著者の見方は新鮮だった。
閑話休題。大塚英志が現在ウェブで連載している「角川歴彦とメディアミックスの時代」においてもところどころで柳田國男が登場する。実のところ、この連載の面白さにひかれて本書を手に取ったようなものだ。