文を敲く

読書記録とその他雑記。

イラストだから -「世界屠畜紀行」

世界屠畜紀行

世界屠畜紀行

韓国、エジプト、アメリカ、日本など世界各地での屠畜(家畜を解体する現場)を著者による朗らかなイラストと軽快な文章で綴った本である。製本を趣味とする著者らしく本書の装丁は仮フランス装となっている。

本書で初めて知った事柄が多く興味深く読むことが出来たが、もし文章の合間に挟まれていたのがイラストではなく写真であったなら読み進めることが出来たかどうかはわからない。「飼い喰い」など著者の他の作品も気になる。