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読書記録とその他雑記。

区長の仕事 - 「闘う区長」

闘う区長 (集英社新書)

闘う区長 (集英社新書)

衆議院国会議員だった著者が東日本大震災を契機に世田谷区長選に立候補して当選するまでの経緯と区長の仕事について綴った本である。一番初めに驚いたことは世田谷区の人口だ。一つの区に80万人以上も在住しているのだ。政令指定都市と大して変わらない数だ。そんな巨大自治体を運営するにあたっての心がけや区政改革の仕方は興味深い。橋下徹などの「改革派」首長とは対照的であることも新鮮に感じる大きな理由なのかもしれない。