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読書記録とその他雑記。

服の力 - 「モードの迷宮」

モードの迷宮 (ちくま学芸文庫)

モードの迷宮 (ちくま学芸文庫)

衣服の果たしている機能などについて考察した一冊である。コルセットや纏足の歴史、SMとコスチュームの関係なども綴られていて興味深い。とはいえ駆け足で読んでしまったので完全に理解できたかといえばちょっと疑わしい部分も残る。

それにしても哲学者のモード論を連載していた「マリ・クレール」というファッション雑誌に俄然興味が湧いてくる。筒井康隆の「パプリカ」も連載していたらしい。果たして今こんなファッション誌が存在するだろうか。