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読書記録とその他雑記。

飛躍感 - 「経済成長神話の終わり」

経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望 (講談社現代新書)

経済成長神話の終わり 減成長と日本の希望 (講談社現代新書)

「経済成長をしなければならない」という論が最近も喧しい。しかし永続的な経済成長は果たして可能なのか。本書ではよくありがちな経済成長論者の言い分についてそれぞれ問題点が指摘されている。

個人的に一番気になったのは著者の華麗な経歴だ。「ハーバード大学で物理学を専攻。1983年カリフォルニア大学ヘースティングス校ロースクール卒業。ウォール・ストリート、ロサンゼルス、およびシリコンバレーの弁護士事務所にて、証券業法、M&A、エンターテインメント・ファイナンス知的所有権などの分野で弁護士として活動。」経歴と主張がいくらか飛躍しているような感じがした。