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読書記録とその他雑記。

エイプリルフールネタへの批判的意見が増えたのはいつ頃か?

質問(Question)

はてなブックマークでエイプリルフールネタへの批判的意見が増えたのはいつ頃か?

回答(Answer)

2014年になって増えたと思われる。
2014年3月末に増田が「エイプリルフールうぜえええええええ!!!」(削除済)という記事を書いてブコメを集めたことが契機となったと推察される。

回答プロセス(Answering process)

(1)はてなブックマークのコメント(ブコメ)を調べた。
個々のエイプリルフール記事へのコメントはネタに対する評価が多くを占めると予想されたため、GIGAZINEのエイプリルフールまとめ記事へのコメントのみを調べた。

  1. 2007年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2007年版 - GIGAZINE)
    • →批判的意見は1件のみ
  2. 2008年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2008年版 - GIGAZINE)
    • →批判的意見特になし
  3. 2009年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2009年版 - GIGAZINE)
    • →批判的意見特になし
  4. 2010年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2010年版 - GIGAZINE)
    • →読み切れないとのコメント多し
  5. 2011年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2011年版 - GIGAZINE)
  6. 2012年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2012年版 - GIGAZINE)
    • →批判的意見は数件
  7. 2013年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2013年版 - GIGAZINE)
    • →人気のコメントに「新鮮味に欠ける」との意見あり
  8. 2014年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2014年版 - GIGAZINE)
    • →人気のコメントに「食傷気味」「意外でもなんでもない」といった意見が並ぶ
  9. 2015年(はてなブックマーク - エイプリルフールに便乗しているサイトまとめ2015年版 - GIGAZINE)
    • →人気のコメントに「つまらない」「やめて欲しい」といった意見が並ぶ

(2)はてな匿名ダイアリーでキーワード「エイプリルフール」で検索した。
批判的意見が増えた時期をしぼりこむため、2013年および2014年に投稿された記事を中心に調べた。

  1. 2013年3月31日(はてなブックマーク - エイプリルフールって面白いかあれ?)
    • →ブックマーク1件のみ
  2. 2014年4月1日(はてなブックマーク - エイプリルフールネタは飽きた)
    • →ブックマーク1件のみ
  3. 2014年3月31日(はてなブックマーク - エイプリルフールうぜえええええええ!!!)
    • →同意のコメント多数あり

備考(Notes)

この記事はレファレンス協同データベースのフォーマットを採用している。

上海旅行

書物の中の中国に飽き足らなくなってきたので、思い切って二泊三日で上海を旅行した。

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朱家角
二日目に朱家角古鎮を訪れる。上海都心部から地下鉄で数十分で行ける水郷(日本でいえば倉敷美観地区)だ。穏やかな春の陽気の中、中国の近世の町並みを遊覧船から眺めて楽しむ。日本より空が広い気がした。

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外灘から眺める新都心の夜景
古鎮を楽しんだ後は都心へ戻る。大型書店として知られる上海書城にて日没までの時間をつぶしてから、歩いて外灘へ。
新都心側の超高層ビルは単なるライトアップに留まらず、一面に「我♡上海」や社会主義核心価値観などのメッセージを表示していた。

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外灘の夜景
私は新都心より外灘の夜景のほうが好きだ。20世紀前半に建てられた近代建築ビル群の夜景を楽しめる場所は少ない。

二十一世紀の「故郷」 - 「中国はここにある」

たまたま本書が激賞されているツイートを見かけて手に取った次第である。期待通りの面白さであった。

学者として大学に籍を置く著者が久しぶりに故郷の農村を訪れ、その情景を描く。魯迅の『故郷』のような趣向である。しかし、本書に描かれた二十一世紀の中国の農村の人間模様が魯迅の描いた頃からそこまで変わっていない(貧困の情景が欧米化していない)ことには驚かずにはいらなかった。

魯迅のころと比べれば確かに中国の農村の暮らしぶりは大きく改善しているが、それでもなお問題は山積みなのである。著者は地方行政の責任者にも取材して中国共産党の恵農対策*1を丁寧に紹介している。この部分に関しては党の広報と一刀両断することもできないこともないが、切り捨てるには惜しい内容だとも思う。

*1:農村に対する各種優遇政策